【さくら成長日記】成長と決意

看護科3年生は戴帽式を終え、はじめてひとりの患者様を受け持つ基礎看護実習Ⅱに臨んでいます。
今回は、生徒の戴帽式の感想文を紹介します。

私は戴帽式でリーダーを務めた。最初は何となくこなしていればいい、指示するだけでいいなど、軽い気持ちで活動を始めた。しかし、それではうまくいくはずもなく、どうしたらいいかわからなかった。そして係のみんなが動いてくれないと人任せにしていた。しかし、先生方から「動いてくれないではなくて、やってもらうためにはどうしたらいいか考えることが大切である」と問われたとき、自分のことしか考えていないことに気づいた。やってほしいことがきちんと相手に伝わっていなかったからだった。相手に自分の気持ちを伝えることはとても難しく、理由を添えてやってほしいことを伝えることが大切だと知った。
最初は係がバラバラで、クラスごとに分かれてしまい、学年がまとまらなかった。しかし、係はそれぞれの意見を出しながら、進んで行動してくれ、だんだん団結していくことができた。意見のズレがあり、みんなをまとめることができなくなった時は、係が察し、進んで行動してくれて嬉しかった。最終的には係の団結の強さを知り、不安になったり、悩んだりしたときは、「係のみんながいるから大丈夫」と思うことができた。
一人一人いいところを持っていて、お互いの弱いところを補いながら全体がまとまっていき、チームの力を実感することができた。係以外の人たちからの協力も得られ、みんなで16回生の戴帽式を成功させることができた。
私は戴帽式のリーダーをやってよかったかと聞かれたら、迷いなくやってよかったと言える。それは、自分が成長できたこともあるが、どんなに辛いことがあっても私の周りにはみんながいてくれ、仲間の大切さを実感できたからだ。これからはじまる3つの実習では、戴帽式のことを思い出して行動していきたい。

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