【さくら成長日記】看護師への第一歩 ~戴帽式~

看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。

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8月25日に第55回戴帽式が行われました。戴帽式は看護学生が看護師を目指す者として、決意を新たにナイチンゲールが灯した燈を受け継ぐための儀式です。

今回は戴帽を受ける看護科3年生の式までの活動や成長の様子を書かせていただきます。

 
戴帽式を迎えるにあたって、例年に増した猛暑の中、練習や準備に励みました。戴帽式の練習が始まった頃は、まだクラス全体が戴帽式を自分事として考えられず、これから看護の道を歩んでいくものとしての決意や責任感がもてず、係の生徒中心の活動になっていました。また、練習日が限られている中、なかなか全員が揃うことができず、特にハンドベル練習では不安や焦りを感じるようになりました。しかし、徐々に全員が同じ方向を向いたときに、互いに声を掛け相談し合えるようになり、欠けてしまった音もみんなでフォローし合いながら、「大丈夫!できるよ!」と言いながら、不満を口にすることなく、前向きに励まし合う姿に生徒の成長をみることができました。そして、この活動をとおして看護師として大切な人を思いやる気持ちや心が育まれているということも感じました。

戴帽式で得た経験をいかし、これからの2年半も、そして看護師になってからも志を強く持ち、素晴らしい看護師なってくれることと思います。