【看護科】看護専攻科進級式
桜の花も散って、緑色の若葉がちらほらと見え始めてきました。
新入生の皆さんも少しずつ新しい生活に慣れてきたころでしょうか。
今回は、4月6日に行われた看護専攻科進級式での「誓いの言葉」を紹介します。
看護専攻科1年代表
私たち18回生は、本日看護専攻科へ進級いたします。先日届いた大量の教科書を見て、勉強はさらに専門性が増し、看護学生として求められているものが高くなっていることから、看護師になることが近くまで迫ってきていると感じています。
私たち18回生には主体性や協調性が不足しているという課題があります。物事を自己中心的にとらえてしまい、他人事のように行動したり、指示する人はいつも同じ人で、その他の人は指示待ちでいることが今まで多くありました。それは、互いに助け合うという意識が低く、誰かがやってくれるという考えを持っており、自分の考えをもとに行動していないためだと思います。これから病院で多職種と協力をして患者様を助けるためにこの課題を改善していかなければならないと思います。
このような課題がありますが、私たちには柔軟性という強みもあります。わたしたちのクラスは今まで、先生にクラスでの行動や態度について注意を受けたり、クラスで改善しなくてはいけない問題があると、自分たちで時間を設けて、それぞれの考えや改善策などをクラスで共有し、どのように行動すればよかったのかを考えてきました。この強みを生かして、専攻科進級後は、自分たちのできていないことを自覚して、問題が生まれる前からクラスで意見の共有をし、自分から行動できて、助け合いのできるクラスにしていきたいと思います。
この一年、専攻科生として、主体性と協調性を持ち、互いに助け合いながら自分たちの目指す看護師になるために18回生全員で頑張ります。また、コロナ禍で実習をさせていただけることに感謝し、看護師に必要な知識や技術の他、社会人として成長していけるように努力していきます。
看護専攻科2年代表
看護師を志して入学し、専攻科2年生となりました。あと約1週間で領域別実習が始まります。 私たち17回生は、高校2年生の時から1クラスになり、実習や学校での学習、行事、看護科でのイベントなどを通して、協力することの大切さや、クラス全員で意見を出し合って話し合うことで、より良い行動につながることを学んできました。
そして、私たちの強みは、自分の意見を相手に伝えることができ、みんなで協力し合って行動できることです。授業でのグループワークやクラスでの話し合いなどでは活発に意見交換ができており、意見をなかなか言えない人にも「この意見に対して何か思ったこととかある?」などと声をかけ、思いやりを持って活動していることが多かったと思います。これは実習での患者様との関わりにもつながっています。患者様の1つの面だけを観るのではなく、様々な視点で観察し、関わっていくことが患者様にあった援助を行うために重要であると実習を通して学ぶことができました。
しかし、新型コロナウイルスが学校生活にも影響し始め、4年間のうち臨地実習を2回しか行えておらず、体育祭などの学校行事もできませんでした。そのため、これからの学習への不安が大きく行動できないことや、行事などの準備の計画がうまく立てられないことが度々ありました。これらが私たちの現状であり、主体性や計画性に欠けてしまうという課題につながっていると思いました。大人数になればなるほど発言が少なくなったり、実習や実習発表会の準備でも他のメンバーに気を遣いすぎてしまったり、具体的に計画を立てず資料や原稿がギリギリになってしまうことがありました。これらのことから、私たちは相手の立場に立って考えることができていないということも課題として気付きました。何かするには必ず相手がいることを忘れず、こまめに報告・連絡・相談をすること、自分から進んで行動することが他者と関わるうえで重要であると思います。 これから始まる領域別実習では、個別的な関わりが多くなります。自分の意見をわかりやすく相手に伝え、患者様だけでなく自分の周りのすべての方に対して思いやりを持って行動できるよう強みを生かして実習に臨みたいと思います。困ったとき、自分から声を出して協力し合って乗り越えられるように1人1人が意識していきたいと思います。また、相手への思いやりを持ち、状況を見て報告・連絡・相談をして計画的な行動を心がけていきます。新型コロナウイルスの影響で実習の受け入れが容易ではない状況でも、私たちの学びのために協力していただいていることを忘れず、自ら主体的に学ぶ姿勢を行動で示していきたいと思います。